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先日、キューバは社会主義国なのでそれなりの生活保障があると書きましたが、それ以外に、こんなところにも“社会主義国”らしい特徴が…。日本とは違うなぁという話です。
①
「Neighbor Watch」(地域監視団)がある。
どういうものかというと(学生の話によると)、地区(町)ごとに警察のような役割をする人たちがいるとのこと(。早い話が日本のお巡りさんとか自警団のようなもの、でしょうか?
日本にも、町内会とかそれに準ずるような組織や活動があるので、不思議じゃないですが、でも、この話を聞いたとき、わたしはジョージ・オーウェルの小説『1984年』の中に出てくる「Big Brother」を思い浮かべたのでした。でも、このNeighbor Watchのおかげで町は安全なのかな。
②
大学生の卒業後
教育はすべて無償、大学も無料、ということはそれなりに何かあるわけで、大学卒業後2年間は、政府が決めたところで働かなければなりません。
そんな訳で、キューバには大学生の就職活動というのはありません。外国語学部の学生だったら、先生か通訳か翻訳の仕事に従事することが多いそうです。
この間、給料はもらえます。
2年後は自由に仕事を選べるそうですが、これって、…どうなんでしょうねえ。
③
メーデー
5月1日はメーデーで祝日。日曜日と重なったため、2日(月)は振替休日となり、3連休になりました
町の各所にキューバ国旗が掲げられ始めたので、重要な日なんでしょうね。
革命広場では、だれが演説するのか知りませんが準備をしていました。
メーデー当日は、国内各地から集まった人々が、旗やプラカードを持って革命広場まで行進。そして、演説。
人がすごくて、この人混みの中に入っていく勇気はありませんでした。それで私は、テレビで見たのみです。
世界的には、メーデーが休日の国の方が多いようですね。確か、ベトナムで働いていた時もメーデーは祝日だったような気がします。でも、その前日の4月30日がベトナム戦争でのサイゴン(現ホーチミン市)解放日で、その関係行事を大々的に行っていたせいか、メーデーは影が薄かった。
インド、メキシコ、タイでは、会社で働いている人は休みだったけど、それ以外の人は仕事していました。