キューバ 街角だより ~ Informe de la Habana ~

エイムネクスト株式会社では、キューバの国立ハバナ大学に、2015年10月から日本語教師を派遣しています。 現在赴任されている山田芳子先生が、キューバの首都ハバナの街の人々や、日本とは事情の全く異なる生活の様子などを詳しくレポートしています。 “ キューバの今! ” をご紹介します。

タグ:ビニャーレス


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 Cubaturバスツアーを利用して、ハバナから西に150キロぐらいのところにあるVi
ñales(ビニャーレス)という所を観光してきました。ツアー料金は59CUC(ホテルPick-up、昼食、ガイド付き)で全行程11時間ぐらいです。

よく見かけるtranzturのバスで観光
ツアーバス
 

7:45にハバナリブレホテルのロビー集合。バスのPick-upは予想通り遅れて、バスが来たのは8:10頃でした。まあ、乗り合いツアーバスはこんなもんよね。(^^;)
このあと他のホテルの滞在客をひろいながら、9時近くにハバナ市内を出発。
ツアー客はイタリア人、ドイツ人、アメリカ人、台湾人(最近中国人じゃない台湾人観光客も増えている)といろいろ。でも日本人は私のみ。ツアー客は全部で30人ぐらいでした。

のどかな田舎の風景を眺めながら、2時間ぐらいでVi
ñalesから15キロぐらい離れた町ビナール・デル・リオに到着。ここでラム工場を見学しました。


ラム工場(Casa Garay・・・町工場という感じの小さなラム工場(両隣は普通の家)で、ここだけのGuayabita del Pinar(果物のグアバとサトウキビから作るラム酒)を醸造、販売しています。
ここではこのラム酒の試飲、瓶詰め作業見学、ほしかったらラム酒の購入(葉巻の販売もしている)もできます。
但しこの工場、ホントに小さくて、50人もツアー客が来たら入りきれなくて、工場内は混みこみ(まあ、工場を作った当時はこんなに観光客が来るなんて思ってもみなかったんでしょうね)。
で、わたしは工場外にある民芸土産店を見て、こことは関係のない皮のブックマークを買ったのでした。

ラム工場(Csa Garay)
ラム工場

 その後、またバスに乗り、景色を見ながら昼食レストランへ


 昼食レストラン(Mural de la Prehistoria・・・レストランはなかなか景色がいいところにあります。すぐそばの岩山の壁に壁画があります。ほとんどのツアー客はここで昼食です。
料理はキューバの典型的な料理で、サラダ、フルーツ、パン、じゃがバター、ローストポーク、コングリ(黒豆のご飯)、ミニデザート、デミカップのコーヒーと飲み物(水、コーラ、ビールから1つ選ぶ、その他は有料)で、まあまあおいしかったです。8人テーブルに座り、料理、飲み物はウエイターが持ってきてくれました。

レストラン周辺の景色
レストラン周辺
壁画
レストランの壁画
一番右の建物がレストラン
レストラン遠景
レストランの様子
レストランの様子

 お腹がいっぱいになった後は、ビニャーレスにある洞窟の1つ、La Cueva del Indio


洞窟(La Cueva del Indio・・・洞窟内を徒歩とボートで見学。
まず、歩いて洞窟内の奥にあるボート乗場へ行きますが、雰囲気は“カリブの海賊の洞窟”という感じでしょうか(でも、ここ、海じゃなくて陸ですが。)
それから、15人乗りのボートに乗って鍾乳石を見学しながら、洞窟の外へと出ます。
ここでちょっと不満が…(ブーブー)。
というのも、ボートに乗っている時間は10分もないですが、待っている時間は1時間Vi
ñales 1日ツアーはどの旅行会社も行程が同じで、行き先も同じ。ということは、同じ時間にツアー客が重なり合うわけで…。せめて、行き先の順番を変えるとか考えてよぉ。でも、この洞窟見学はツアーのハイライトだから、最初に持ってくることはできないのかなぁ。
ツアーは見どころを効率よく廻るから便利だけど、こういった待ち時間があるのは団体旅行では仕方がないんでしょうね~。

洞窟(La Cueva del Indio)
洞窟
洞窟の出口(ボートが帰っていきます)
洞窟の出口
 
 

 洞窟見学のあとは、葉巻の葉っぱを乾燥させている小屋の1つへ


葉巻の葉っぱを乾燥させている小屋(名前は忘れた)・・・見学したこの小屋では、68週間ぐらい葉っぱを乾燥させて、その後、葉っぱの80%を工場へ出荷するそうです。残りの20%はここで葉巻を作って、個人的に販売しているそうです。
小屋の中で葉巻販売をしていました。(110~15本:30cuc)。
ただ、葉巻のまわりに巻いてあるシールは貼ることはできないそう。でも、品質はいいとガイドの人は説明していました。まあ、産地直売ですよね。みんな結構買っていましたよ。
小屋のすぐ外のレストランでは、おじさんが葉巻作りを実演していました。このおじさん、実演あとには優雅に葉巻を吸っていました。(地産地消!? 

葉巻の葉を乾燥させる小屋
葉巻の工房
乾燥中・・・
葉巻乾燥中
小屋の中で販売中(1束30cuc)
葉巻の個人販売
葉巻づくり実演中
葉巻づくりの実演

 そして、ツアーの最後はビニャーレスの谷が一望できる展望台


展望台・・・写真でどうぞ。展望台周りにはプールつきホテル、お土産物屋、カフェ(バー)があります。

展望台からの景色
展望台からの眺め2
展望台からの眺め1

 ビニャーレスを堪能したあとは、ハバナへの帰路につきます。帰りのバスはシエスタ時間
…みんな寝ていました。
ハバナ市内に到着すると、行きとは反対の順序でホテルでツアー客を降ろして、ツアーは終了。ハバナのホテル到着は午後7時過ぎでした。
 バスの中からの景色(ハバナへの帰路)
バスからの景色1
のどかな感じがいいね・・・
バスからの景色2

 Viñales 1日ツアーですが、ビニャーレスの見どころは町の中心部から離れたところにポツンポツンとあるため、一人で1日で見物となるとタクシー手配とか大変です。なので、ツアーはお得かと思います。(ビニャーレスの町にもバスはありますが、本数は少ないようです。)

ツアーガイドはスペイン語英語で説明してくれます。
キューバの通貨
CUPCUCの違い、キューバ人の生活、平均月給、キューバ人にとって安いもの・高いもの、キューバ人で政府で働いている人は税金を払わなくてもいい、とかいろいろ興味深い話をしてくれました。スペイン語、英語がわかったら、混載ツアーも楽しいかもしれません。
 

 Viñalesですが、風光明媚なところで、ここだけで見られるかわった岩山(?)や洞窟などあり、のんびりしているので、時間があったら、ここで数日ボーっとして、自転車借りてサイクリングしながら(丘の上の展望台に行くにはさすがにきついと思いますが)、風景を楽しむのがいいと思います。
(次回行くなら、私はこの方法にします!)


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実は4月11日からの1週間は大学が休みで、外国語学部の建物も閉まっています。

理由は、Victoria de la Semana(勝利週間”と訳してみた。)

1961年4月に起きた「ピッグス湾事件」…アメリカが支援する部隊がキューバの南方にあるピッグス湾を攻撃しましたが、キューバが勝利したそうで、祝日ではありませんが、それを記念して休みだそうです。


ただし、休みになるのは学校と学校関係の機関・会社で、普通のところは休みではありません。

早く言ってくれたら、旅行計画立てたのに・・・。
でも、近場だったら行けるかな。 

・・・ということで、木曜日にはビニャーレスという観光地へ行って来ようかと思います。(初の1日ツアー旅行!)

 

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