キューバ 街角だより ~ Informe de la Habana ~

エイムネクスト株式会社では、キューバの国立ハバナ大学に、2015年10月から日本語教師を派遣しています。 現在赴任されている山田芳子先生が、キューバの首都ハバナの街の人々や、日本とは事情の全く異なる生活の様子などを詳しくレポートしています。 “ キューバの今! ” をご紹介します。

カテゴリ: ハバナ情報


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その2CADECA Casa de Cambio
両替所
 

 キューバでは、クレジットカードはほとんど使えず、もし使えたとしても高級ホテルや高級レストランぐらいです。それに、たとえカードを利用できても手数料をとられますから、通常はCADECAで外貨現金を両替することになると思います。
 

ハバナの空港(玄関出て、左にあったと思う)と、ハバナのほとんどのCADECAでは、日本円から外国人が使う兌換ペソ(CUC)に両替ができます。でも、ところによっては1,000円札、5,000円札を両替してくれない所もあります。

US
ドルも両替できますが、手数料5%ぐらいに加えて課徴金10がかかります。(例:
100USドル100CUC15CUC(15)= 85CUC ぐらいになってしまう…)

旧市街のオビスポ通りにあるCADECA<月~土>8:30~8:00PM、<日>9:00~6:00PM<昼休み>12:30~1:00PM)では、Visa, MasterカードからCUCを引き出せます。(ただし、電信が不通でクレジットカードが使えないことは、よくある)。

玄関ドアと窓口にクレジットカード会社のシールが貼ってあり、手数料3~4%がかかります。
キューバではアメリカ系のクレジットカード
(AMEX, DINERSなど)と日本のクレジットカードJCB使えません


田舎に行けば行くほど現金のみの扱いで、クレジットカードからCUCを引出すことはしにくくなり、さらには、日本円からの両替もできなくなります。
一方、ユーロ、カナダドル、イギリスポンドだったら、大体どこでも両替してくれます。
両替する際にはパスポートが必要で、ここでも行列です。


 変換レートですが、
CUC=1USドル固定で、これをもとに他の通貨のレートが決められます。レートは毎日変わります。
日本にいるなら、日本円対
USドルのレートが参考になると思います。
(例 1
USドル=124円だったら、1CUC124円より少し悪いレート)

そして、もしキューバで、観光地以外のところや田舎に行く場合、あるいは、キューバ人が利用するような小さいお店で水やジュース、お菓子、アイスクリームなどを買う場合は、キューバ人が使う人民ペソCUP/MN)が必要になってきます。
そのときのために、CADECAで外貨両替した際一緒に、
10CUCぐらいをCUPに両替しておくのもいいかと思います。(1CUC=24CUP201512月現在)

もちろんCADECAでは、CUCからCUPに両替することもできます。240CUP(=10CUC)あると、大金を持った感じになります。約5CUPでキューバ人が買う街角アイスクリームが買えるので・・・!


 ただし、キューバ出国の際、最後に空港税として
25CUCが必要になるので、この分は忘れずに残しておきましょう。
また、余った
CUC は、CADECAでユーロかUSドルには両替できますが、日本円には両替できませんので注意が必要です。 

 


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キューバへの関心が高まってきたせいか、日本でもキューバ紹介番組などが増えてきたようですね。それでもキューバの詳しい旅情報などは、まだそれほど多くないのではないでしょうか。
キューバ旅行を考えている人(特に個人旅行など)向けに、お役立ち情報を少し連載します。


その1)旅行情報収集方法


 インターネットを利用してキューバ情報を集めようと思ったら、日本で収集することをお奨めします!

ここキューバでは、インターネットを使おうにも、無料WIFIやネットカフェはありませんから、

 WIFIカードを購入して、WIFIスポットへ行ってインターネットをするか、

 ②ホテルのWIFI(基本的に有料。しかも地方に行くとない場合が多い)か、

 ③ホテルのビジネスセンター利用(1時間510CUCぐらい)

と、簡単にインターネットをすることはできません。
また、容量の大きいものをダウンロードすることもほとんど無理なので、旅行に必要と思われる情報は、日本でできる限り集めることです。
(注:高級ホテルの一部には無料WIFIもありますが、利用はそのフロアの宿泊者に限られます。)


 では、キューバに来てから情報を集めようとした場合、最もよい方法とは何でしょう。
・・・それは、昔ながらの「口コミ」です。


 カーサ・パルティクラル(民宿)に泊まるんだったら、そこに泊まっている各国旅行者の話を聞くのもいいですし、一番いいのはそこの(女)主人に聞くことです。
彼女(彼)たちは各国の旅行者を相手にしているので、観光客に必要な情報(その地方の見所、いいレストラン、適切なタクシー料金、注意点など)を知っているので、聞いたらたいてい教えてくれると思います。

また、キューバでは日本語を見ませんし、話す人もほとんどいません。(ハバナには日本語ガイドがいるようですが…。) スペイン語ができればいいですが、片言でも英語を話すようにしましょう。


 ハバナ旧市街で見かけた観光案内所(と呼べるかな?)には人がいて、質問したら答えてくれますが、パンフレットや地図などはほとんどなく、キューバの地図がほしかったら本屋で買うことになります。
キューバでは、外国人相手に“無料”というものはない…!

その他、ホテルに泊まってツアーデスクなどあったら、大いに利用しましょう。

 


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わたしは現在、ハバナ市内に住んでいますが、これまでにハバナで行った所で、良かったところ、おもしろかったところを写真でご紹介します。
(*写真は
201510月~11月頃に撮ったものが中心です)

1.
旧市街:La Habana Vieja

 修復中の建物もたくさんありますが、古い建物、博物館、お土産物屋、ホテル、レストランが多く、ブラブラ散歩するにはいいところです。多くの観光客が訪れます。ヨーロッパやカナダ人が多いかな…。
オビスポ通り
 
有名なオビスポ(Obispo)通り。午後は人がいっぱいです。

街中の標識
旧市街にはこのような標識や案内板があるので(もちろんスペイン語)、これらをたよりにのんびり散策します。

国会議事堂
正面に見えるのは旧国会議事堂(Capitolio)です。
201512月現在修復中で、中には入れません。(いつ修復が終了するのかわかりません…。)

二階建てバス遠景
写真の左下に見える赤い2階建てバスは“ハバナツアーバス”です。   

T-1ルートは、旧市街~革命広場~Miramar地区を周遊します。

1日乗り降り自由で5CUC918時まで)
歩き疲れたら、これに乗って“ハバナ見物”もいいですよ!


ピエハ広場
 
ビエハ広場(Plaza Vieja)
この一角、右の黄色い建物に、おいしいビールが飲めるレストランがあります。


フェルサ要塞

フエルサ要塞(外国人3CUC
あまり人は見学していませんが、昔の金、銀貨、お宝() が展示してあります。街中にあるわりには中は静かです。


警察署
フエルサ要塞と間違えて入りそうになった所。
よく見たら、スペイン語でPolicia Nacionalと書いてありました。
つまり、警察署
()

支倉常長

支倉常長の銅像(海岸通沿いにあり)
キューバゆかりの日本人です。
(*約400年前、仙台藩主 伊達正宗の命を受け、慶長遣欧使節としてローマへ行く途中、キューバに寄港した。)
矢印(⇒)には「仙台まで11,850km」と書いてあります。


チョコレート屋

Museo del Chocolateという名前のチョコレート屋さん。
カフェでチョコ系の飲み物を飲むこともできます。

チョコレート
 
 
2.革命広場:べダードVedado地区 
 旧市街からはちょっと離れていますが、キューバに来て、革命広場のチェ・ゲバラの肖像を見なかったら、キューバへ来たことにはならない!?

ゲバラの肖像
有名なチェ・ゲバラの肖像。

写真を撮った日(10月8日)はチェ・ゲバラの命日だったため、キューバ国旗が飾られていました。


ホセ・マルティ記念塔
ホセ・マルティ(José Martí)記念塔 
ハバナで一番高い建物です。

カミーロの肖像
 
カミーロの肖像


3.
ミラマールMiramar地区

この地区は市街地の中心部から少し離れているため、滞在するホテルやお目当てのレストランがあるとき以外、観光客が行くことはあまりないと思います。
写真の建物はCentro de Negociosといい、No.1ビル5階に日本大使館があります。(何かあった時のために・・・)
写真を撮った日が土曜日だったのでこの写真にはありませんが、平日は屋上に日本国旗が見えます。
日本大使館
 

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