ハバナ大学外国語学部では、『社会人のための日本語コース』が週2回、木曜日と金曜日の15:00~18:20に行われています。(私は金曜日のコース2年めを教えています。)

このコースでは、2年間で初級レベルの日本語を勉強します。ただ、授業では漢字の学習時間がないため、これは各自で勉強することになります。実際、学習者はあまり漢字を勉強しないので、漢字には弱いです。いっぽう、話すのは好きなので、こちらのほうはまあまあです。

 

 このコースで勉強できるのは30人ぐらいで、応募者がこの人数を超えた場合は試験を行います。試験は“語学学習適性検査”みたいなもので、スペイン語で行います。

今年度のコース修了者は、入学時に実際にこの試験を受けていました。最初は28人だったそうですが、2年間の学習期間中で続ける人は減ってきて、残ったのは半分ぐらいです。
理由は、社会人なので仕事の関係で授業に来られなくなったり、授業についていけなくなったり、興味がなくなったり…といろいろです。


その中でも授業の時間帯が一番のネックになっていて、社会人で
15:0018:20に勉強するとなると、普通の会社員では難しいのが現状です。
現在このコースで勉強している人の職業は、調理師、小学校の先生、エンジニア、無職、他大学の学生…で、ふつうの会社員は少数派です。授業時間を変えればいいのになあと思いますが、外国語学部の建物は
18:30で閉館してしまいますし、夜遅くまで電気を使うわけにもいかず、この時間帯になっているのです。


 コース修了後、さらに日本語を勉強したかったら、自分で勉強を続けることになります。中級以上のコースがないのは残念。日本語の本とか練習問題集もないので、自分で頑張ってインターネットで探すか、人からもらうか…なので大変だと思います。でも、続けてほしいものです。
特に日本語ができるキューバ人は少ないので、日本語の勉強を続けたら、いつかいいことがあるよ!・・・と思っています。事実、このコースから、9月に大阪での国際交流基金の短期学習プログラムに参加する人がでました。(よかった~


 今年は5月27日(金)でコース修了ということで、卒業試験を実施。
試験には合否があり、不合格の場合は再試験があります。(意外と厳しいのね)試験合格者には修了証書が渡されます。


社会人コースは毎年9月に新コースが始まります。現在1年めの人たちも9月から進級です。