キューバ 街角だより ~ Informe de la Habana ~

エイムネクスト株式会社では、キューバの国立ハバナ大学に、2015年10月から日本語教師を派遣しています。 現在赴任されている山田芳子先生が、キューバの首都ハバナの街の人々や、日本とは事情の全く異なる生活の様子などを詳しくレポートしています。 “ キューバの今! ” をご紹介します。

2016年05月



 518日(水)1500よりハバナ大学の学長室で、大学学長と在キューバ日本大使との会談があり、最後にエイムネクスト株式会社からの寄贈品である日本語学習者のための本プロジェクター、スピーカー『贈呈式』がありました。(それほど大げさなものではありませんでしたが…。
*実際には前日に、寄贈本30数冊、プロジェクター等は大学に届けられていました。
 

私は、会談の最後の方で、外国語学部・仏日葡学科担当学科長と先生と一緒に、学長、国際関係所長と担当者、日本大使、伊藤書記官との会談に参加させていただきました。
そこで、本、プロジェクター寄贈の記念撮影。

個人での写真撮影はできませんでしたが、伊藤書記官とハバナ大学の職員が撮影していて、学長、大使、他の先生方とともにしっかり写真に納まってきました。

ハバナ大学学長(かなり体格ががっちり)をはじめ、国際関係所長(Dra. Magda Luisa Arias Rivera)および担当者の方より、エイムネクスト(株)に対して感謝の言葉がありました。。

寄贈品の贈呈式
 ハバナ大学学長と渡辺キューバ大使とともに





先日は、大学生の卒業後について書きましたが、今回は、大学入学についての話です。

 

大学に入学するためには、もちろん試験を受けなければなりません。これは全国一斉に行います。
試験科目国語、数学、キューバの歴史3科目で、試験はとても難しいそうです。

試験時間は4時間(!)。1日で行うことはできないので、3に分けて行います。ちなみに今年は53日(火)、6日(金)、10日(火)でした。

試験会場は自分が通っている高校で、大学の先生の中には試験監督として呼び出される人もいます。それで、この日は大学の授業がありません。

 

受験方法・合否ですが、これは日本と違います。

志望校や学部を選ぶというのではなく、大学で勉強したい学問を、10項目(医学、エンジニア系、政治経済、哲学、外国語、スポーツ、芸術など)から順番に、第1志望から第10志望までランク付けして選びます。

受験生の点は、入試の点数高校の内申書を点数化したものが“持ち点”になります。
そして、第1志望の学問が定員オーバーの場合は、点数のいい人から合格になります。第1志望がだめな場合は第2志望、それが駄目なら第3志望となります。第10志望まであるのでどれかには合格します。行く大学は学生の住んでいるところから近くて、勉強する学問がある大学です。

 

この入学方法だと、学生は勉強したい学問の学部に入れないこともありますが、ひとまず大学に行くそうです。勉強してみてイヤな場合は、1年我慢してまた受験するか、大学での成績や変更する学問によっては転部できることもあります。

優秀な高校生はだいたい大学に行きますが、優秀な生徒で行かない人もいるそうです。その辺はちょっと自由(?)。優秀じゃない生徒でも入学試験は受けられますが、合格するのは難しいみたい。
大学生への進学率は、同僚の先生,3人に聞いてみたところ、「60%ぐらい」という先生もいれば、「40%」という先生や、「わからない」という先生もいて、実際よくわかないのが現状です。

高校を卒業して大学に進学しない高校生は、専門学校へ行くか、自分で仕事を探します。
外国語学部のオーディオ貸出し担当の男の子(22歳)は、人からの紹介とのこと。
 

ちなみに、大学の新学年は9月開始。(7月、8月は大学は夏休みです。^^ 
 


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  先日、キューバは社会主義国なのでそれなりの生活保障があると書きましたが、それ以外に、こんなところにも“社会主義国”らしい特徴が…。日本とは違うなぁという話です。

 

   Neighbor Watch」(地域監視団)がある。

どういうものかというと(学生の話によると)、地区(町)ごとに警察のような役割をする人たちがいるとのこと(。早い話が日本のお巡りさんとか自警団のようなもの、でしょうか?

日本にも、町内会とかそれに準ずるような組織や活動があるので、不思議じゃないですが、でも、この話を聞いたとき、わたしはジョージ・オーウェルの小説『1984年』の中に出てくる「Big Brother」を思い浮かべたのでした。でも、このNeighbor Watchのおかげで町は安全なのかな。

 

    大学生の卒業後

 教育はすべて無償、大学も無料、ということはそれなりに何かあるわけで、大学卒業後2年間は、政府が決めたところで働かなければなりません。

そんな訳で、キューバには大学生の就職活動というのはありません。外国語学部の学生だったら、先生か通訳か翻訳の仕事に従事することが多いそうです。

この間、給料はもらえます。

2年後は自由に仕事を選べるそうですが、これって、…どうなんでしょうねえ。

 

    メーデー

 51日はメーデーで祝日。日曜日と重なったため、2日(月)は振替休日となり、3連休になりました

町の各所にキューバ国旗が掲げられ始めたので、重要な日なんでしょうね。

革命広場では、だれが演説するのか知りませんが準備をしていました。

メーデー当日は、国内各地から集まった人々が、旗やプラカードを持って革命広場まで行進。そして、演説。

人がすごくて、この人混みの中に入っていく勇気はありませんでした。それで私は、テレビで見たのみです。

 

世界的には、メーデーが休日の国の方が多いようですね。確か、ベトナムで働いていた時もメーデーは祝日だったような気がします。でも、その前日の430日がベトナム戦争でのサイゴン(現ホーチミン市)解放日で、その関係行事を大々的に行っていたせいか、メーデーは影が薄かった。
インド、メキシコ、タイでは、会社で働いている人は休みだったけど、それ以外の人は仕事していました。

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